便秘症

生まれてこの方、順調排便人生だったので、便秘症の苦しみとは無縁だ。
ニコチンには腸蠕動作用があるから、葉巻吸った後は決まって排便タイムだし。

愛兎の糞が小さくなったり排便が止まると、便秘になって食べられなくなると想像する飼主さんは案外多い。
我々の業界で便秘といえばネコの巨大結腸症がポピュラーで、お腹を触ればコーヒー缶のような太くカチカチの糞塊が確認できます。
これは結腸の運動機能が著しく低下して、糞を排出できなくなった結果生じるのですが、ウサギで同様な病気が頻発するかというとそうでもありません。

元々ウサギは日々頻回に排便する生きもので、ヒト、イヌ、ネコのようにある程度の量をまとめて排便する生きものとは異なります。
そこには被食者故の生きる術もあるのでしょう。
コンスタントに排便するのが正常ならば、その頻度が落ちるだけで不調に繋がります。
従ってウサギは腸蠕動の不備が起きたら即座に食べなくなり、糞塊を形成するまでには至らない、結果として便秘にはなりにくい生きものだと思います。

もちろんなかには例外もありますので、あくまでも稀にしか診ないということで考えたことです。

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