体重が1/4減少するまで様子見てたらいかん

もう既に亡くなっているような外貌の患者が来院した。

極度に痩せて、
身体は硬直し、
目の反応が無く、
僅かに呼吸しているだけ。
2kgで維持していた体重が1.5kg切っていた。
60kgのヒトが45kgまで痩せたのと同様だ。

「この子、危ないですよ」と言う私の言葉に、飼主さんは「ええっ! そうなの?」と大層驚かれるが、残念ながらその思いには共感できない。

学業や仕事、飼主さん其々に忙しい日常を生活して、その上でウサギを飼ってくれている。
決して愛情薄れてネグレクトした訳ではない。。。と思う。
しかし状況は、そう見られてもおかしくない。

健常な状態でも体重チェックは怠ってほしくない。
病状を経過観察している最中だったり、老齢介護している愛兎は週に2〜3回、必ず体重測定。
減少傾向を確認したら、早めに受診してほしい。

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