代わって叱ります
基本的に子供は好きだから、絡まれれば喜んで遊ぶし、なんでも買ってあげたくなっちゃう甘々なオッサンだ。
赤ちゃんの泣き声は気にならないと言えば嘘になるが、彼らは泣くのが仕事なんだと思っているから、待合室で泣かれても怒りっこないし、どうしても問題なら母上と車内で待機してもらい、順番が来たら呼びに行く。
もう少し歳上の会話が成立する子供だって、健康診断などの穏やかな雰囲気ならば、採血なんかも見せてあげて色々話します。
でも、ウサギが超高齢だったり重病な場合は、極力無駄な時間を省いて、やらないといけない治療に集中したい。
そんなときに、場の空気が読めない子供が騒いだとしても急に叱ることはせず、先ず親御さんの対処を期待します。
しかし残念なことに、大抵そのように騒ぐ子供は対処されずに育った訳で、周りの大人が無関心か、効果の薄い対応しかとれない場合が多い。
ですから殆どの場合、代表して私が子供を叱りますが、それは当院においては止む無しと判断しておりますので、来院される親御さんはご理解ください。
怒るではなく、叱るのです。
私的には、こういう場で叱られて子供は勉強すると思っています。
自分も大人に叱られて成長した悪ガキだったので。