ウサギに乳酸菌

乳酸菌について教えてほしいとリクエストがありました。

ウサギに乳酸菌を与える理由は、盲腸内に乳酸菌を送り込み善玉菌>悪玉菌の環境を作るためだと思います。
摂取した乳酸菌は直接盲腸に行く前に、最初胃に到達します。
成熟したウサギの胃酸pHは1~2なので経口摂取された乳酸菌の大半は死滅してしまいます。ですから一般的な乳酸菌では目的が達成されません。

むかーしの話ですが、下痢のウサギにはヨーグルトを与えれば、乳酸菌が摂取できて治療効果を期待できると考えられていましたが前述の理由でアウト、プラス乳製品なので腸内の悪玉菌クロストリジウムを増加させる危険性もあり、この説は随分前から否定されています。

しかしながら、下痢をしているウサギにおいては胃酸pHが3~7と高いので、乳酸菌はある程度効果が期待できるのでは?という意見もあります。

実は・・・
一番効果的なのが耐酸性乳酸菌を与えることです。
読んで字のごとく強酸性の胃の中でも死滅せず、盲腸まで届く乳酸菌です。
ウサギの消化機能について分かっている動物病院なら処方してくださると思います。

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