ロバート・キャンベルからウサギの日本史へ

先日、TVコメンテーターのロバート・キャンベル、彼の館長としての仕事場、国文学研究資料館がTVで紹介されて、そこから動物浮世絵、特に兎ものに興味を持った。

ちょろっと調べてみると、兎絵は明治時代にブームになった浮世絵版画で、その時代は国内で投機目的の兎飼いが流行しており、その時代背景から版画モチーフによく使われていたことを知った。
当時はペット用輸入品種に対して高値がつけられ、兎会という名でオークションが頻繁に開かれ、市民が本業そっちのけでウサギ飼育に走るほど。
苦慮した東京都は明治6年に兎会を禁止、兎税、兎無断飼育者に対する密告報奨金制度まで制定したというから、当時のブームは相当なものだったらしい。

現代のウサギブームと比べても、相当過剰過熱気味なブームが存在していたことに驚いたが、更に調べてみて帝京科学大学の桜井富士朗教授による「ア ナ ウ サ ギ の 日 本 飼 育 史( 日 本 絵 画 で た ど る )」に行き着いた。

私が所有しているアロハシャツは、扇面月兎画賛をモチーフにしているようだが、瞳が赤なのでアナウサギと判断していいのかな?

円山応挙筆の「百兎図」、直に見てみたい。

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