マスクの弊害

立て続けに飼主さん非難するような話題が続いたが、最後に擁護?も。

患者の代わりに病気を理解し、治療と向き合い、愛兎の健康を取り戻すのが飼主さんの勤めだが、それらの説明と方法を解説する私の責任は全うされているか?

実はコロナ禍の昨今は、確信が持てないときがある。
新患の場合だ。

獣医師と飼主、互いに初対面なのにマスクで顔面の半分を隠しており、その表情が完全には読めない。
飼主さんを凝視したらキモ悪がられるし、いちいち「わかりましたか?」と確認するのは小バカにするようでできない。
結局人相すら確認できないままだ。

正直マスク装着には、いくつか言いたいことはある。
野外をひとり歩行したり、自転車乗ってるときは外したって感染しないでしょ、ジロジロ見るなや。
古着屋入店時にも装着促されたが、そもそも店内では一切喋らんて。ひとり服選びながら飛沫飛ばすことなんてあるんかい? これって書店も同様。
入店時厳格にチェックするのに、食事中の井戸端会議はスルーするんかい?
銭湯でも入店時チェックされて一瞬たじろいだが、脱衣所に行くなりマスクどころかスッポンポンだぞ。
マスク装着してたの暖簾くぐったときのみだけど、これって意味あるんかい?

とはいってもウサギ診療では必要。
だって1kg前後の小さな動物挟んで、飼主さんと獣医師が近距離であれこれ喋るんだから。
飼主さんに保定を頼むときは、更に距離が縮まるし。
故に名古屋市から “新型コロナウイルス感染症の高い感染リスクを負っても商売続ける勇気ある職業” の一つに認定されるわけだ。
あっ、先日無事に事業継続応援金が振り込まれ、同じくリスクを負ってくれたスタッフと分けました。

いつまで続くんでしょうかね、こんな生活。

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