ブラシ負け
ウサギ換毛期の飼主さんは、ネバー・エンディング・ブラッシングですが、あまり熱を入れ過ぎると皮膚に擦り傷を作ってしまいます。
ブラッシング。。。さじ加減が難しい作業です。
皮膚を傷つけるのを恐れて、上毛だけをブラシして下毛(地肌に近い部分の毛)が除去できないと、たちの悪い毛玉となりますので処理が難しくなります。
当院ではファーミネーターなる商品を利用することを推奨していますが、画像の擦り傷はそれを使ってできたものですので、重要なのは飼主さんの技術だと思います。
技術は一朝一夕には得られません。
やり続けることによって習得してください。
私的には、1回のブラッシングで、全ての毛玉を取りきろうとすると失敗すると思います。
また、普段からブラッシングを続けることで、大きな毛玉を形成させないことも大切です。
私ごとですが、ウサギ診療での保定、採血、その他様々な処置、麻酔・手術に至るまで、日々の繰り返しで獲得される技術であり、少しでも間が空くと鈍るものです。
飼主さんのウサギコントロールや各種世話の技術も同様で、多少の失敗に怖じけず、やり続けることが大切だと思います。