ピレスロイド

既に季節的に終わってしまいましたが、蚊取りの殺虫成分といえば代表的なのがピレスロイドです。
ピレスロイドとは、除虫菊に含まれる有効成分の総称で、今日では各種誘導体が開発され広く殺虫剤として利用されている薬剤の総称です。一般的に昆虫類・両生類・爬虫類に対して毒性が強く、哺乳類・鳥類には安全性が高い殺虫剤とされています。

ネット上ではウサギに対する安全性に関して様々な発言が見られますが、医学的に信頼できるデータとして住友化学(株)や三井化学(株)の研究論文がネット上で閲覧できます。特に前者の論文では薬剤の代謝・薬理・毒性について詳しく述べられており、ラットを用いた体内動態(飲込んだら体内をどのように流れて行くか)では、一時的に肝臓に分布が集中する事が述べられています。また刺激性試験ではウサギの皮膚と目に対しての結果も述べられています。

発表に用いられている薬剤は、改良の進んだ新型ピレスロイドに関してのデータであり、市販の殺虫剤全ての薬剤には当てはまりませんが、万が一ウサギが高濃度に暴露されて、何かしら症状が出たときの参考になる信頼できる文献だと思います。

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