ストレスだったかもしれないけど

先日のオンラインセミナーでウサギ飼育改善点を説明し、早速実施してくれた飼主さん。。。しかし当のウサギにはストレスだったようで。

ウサギケージは狭小なものが多く、そのなかに小屋とか階段を設置すると天井高が低くなり、ウサギが何かに驚いて飛び上がった場合、アクシデントが発生(最悪骨折)する確率が高くなります。
だから余計なモノは極力省いて、ケージ内でウサギが慌てて動いても、事故が起きない空間を提供してあげてほしいと説明しました。

早速アドバイスに従って小屋を撤去した飼主さんとウサギが昨日来院しました。
急な飼育環境変化がストレスになったようで、そのウサギは胸元を齧りすぎて皮膚を傷つけてしまいました。

セミナーではケージ環境以外にも、給水・給餌方法、トイレなど改善点を列挙しましたが、ウサギは神経質な生きものですから、変更は徐々に実施してほしいと付け加えました。
しかしケージ内の小屋を “徐々に” 取り除く訳にもいかず、今回の皮膚病に繋がってしまいました。
このような過剰齧りの皮膚炎は1日で形成されることが多いので、初動で制御することも難しいです。

皮膚炎は治療すれば治りますので、ウサギには新しい安全な環境に慣れて頂きましょう。

1つ星 (19 投票, 平均: 1.00 / 1)
読み込み中...

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ