キャリーはウサギ仕様で

先日、痛ましい事件が起きました。

飼主さん親子(父息子)に連れてこられたウサギ。
通院道中我慢できずにキャリー内でお漏らし、直置きだったから当然足元はビタビタ。
診察室でお父様がウサギを出そうとしたら暴れて、周りに尿が飛び散った。
すぐ横で見守っていたご子息の顔面にかかった。
口を半開きにしていたご子息、愛兎の尿が口に入り終始咳込んで、正直ウサギの診察どころではなかった。

動物病院での診察第一歩、キャリーの選択は重要です。
愛兎を横から出し入れ上から出し入れいろいろあって、以前は上から出し入れを推奨していました。

兎は横から出そうとすると、足を広げて踏ん張って抵抗しますから。
最近のオススメは、両タイプ併用型。

これだと出すときは上を開けて持ち上げて出し、入れるときは横を開けてあげれば、自分から入ってくれるので、診療時のウサギのストレスを最小にできます。

そして重要なのがキャリー床です。
必ずペットシーツを敷いて排尿対策してほしい、プラス上にスノコを設置してくれれば更に良い。
濡れたペットシーツの直踏みを防止できるし、悪戯食いも抑制できる。

そして、最近は有り難迷惑でリードを繋ぐフックが付いている商品がありますが、大事故が起きますので絶対利用してほしくない。
フックは根元から切り取ってください。

イヌ・ネコ仕様のキャリーを利用してもらってOKですが、必ず手を加えてウサギ仕様にしましょう。

1つ星 (2 投票, 平均: 1.00 / 1)
読み込み中...

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ