オヤツで確認してはアカン

季節の急激な変化により、今週はうっ滞で来院されるウサギが多いです。

自宅でいつものような元気がなくて、じっとして動かない愛兎を見ると、心配で居ても立っても居られなくなって、リンゴやバナナ、ニンジンなどをあげてみる。
実は元気で寛いでいるだけ、好きな食べものには敏感に反応する姿を確認するために、ほんの一切れくらいだったらいいと思って。

いやいや、ちょっと待った飼主さん。
お腹の調子が悪いときに消化に負担のかかるもの与えたら、己の病状理解しないで苦しんでいる愛兎に殺生でっせ。
その愛兎が食い意地の張る子なら無理して食べてしまうでしょうから、余計にややこしい状況になりますよ。

慌てないでよ〜く愛兎の様子を観察してください。
・お腹投げ出して横になって寝れる。
・音や視界の刺激に敏感に反応している感じがする。
・普段通り毛繕いをする。
等があれば、それほどお腹が痛くなくてまだ余裕があるサインなのでは?

もっと手っ取り早く判断する方法を教えてほしい?
私は愚爺が調子悪そうなときは、その顔にフッと息を吹きかけて彼の反応を見ます。
「何すんじゃボケっ! こっちはゆっくり微睡んでるのに、オッサン臭い息吹きかけやがって」
と明らかに俊敏な表情変化を見せたときには、大抵焦ることなく様子見てます。

オヤツと違ってオッサンの息なら、愚爺の消化に負担かけませんから。

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