ウサギは催吐できない

昨夜は夜間動物緊急診療所で、S先生と助っ人参戦。

前回はウサギの来院がなくて応援だけでしたが、昨夜は1匹、それも当院の患者さんが来ました。
飼主さんも私も、なんか変な気分だったのではないでしょうか。
今朝、ウサギは元気になったと報告を受けて一安心です。

印象的だったのは悪戯食いのイヌが2件来院しました。
レントゲンで胃の中の様子を確認後、催吐剤を血管投与して、食べたモノを吐き出させました。
これ、イヌには可能な治療処置ですが、ウサギにはできません。
ウサギは身体の構造上、嘔吐ができない動物だからです。
ですから、イヌ以上に悪戯食いをしないように、徹底して管理する必要があります。
よく飼主さんから

「ちょっと目を離した隙に食べてしまったんです」

と報告を受けますが、ウサギが異物を食べてしまうかもしれない状況に置くだけでアウトです。
イヌやネコのように室内完全自由生活させるのではなく、一切の異物を排除した限られたスペースで自由行動させるべきです。

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