ウサギの薬について

動物病院は基本的に全科診療ですから、眼科・歯科・耳鼻科・皮膚科・内科・外科・産婦人科・心療内科までなんでもありです。
診療してウサギに処方する薬も多種多様です。
病気の中には残念ながら慢性的な病気も存在し、完治させるより悪化させないために、長期的服用を必要とする場合も珍しくありません。

飼主さんの気持ちとして、薬を飲み続ける事への抵抗はいくつか存在すると思います。
かかる費用、副作用、毎回の内服時に伴うウサギの苦痛、ここまで治ったら後は自力でという期待、薬を飲みながら生きていくのはウサギにとって幸せなことなのかという疑問、薬に頼らないと健康を保てないウサギが可哀想という思いなど。

それでも飼主さんの判断で薬の服用を止めてしまうのは、間違った行為だと思います。
病気のウサギが薬を飲み続けることで、病状が酷くならないよう抑えて、バランスを保ちながら命を繋いでいる場合、薬の服用を止めてしまうことは、命取りになるかもしれません。せっかく病気の小康状態が保てて気分良く生活できていたのに、病状が後戻りして再度同じ治療をしても元に戻せないかもしれません。

飼主さんが決断を下す前に、納得いくまで獣医師に相談することが大切です。

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