ウサギのストレス反応

本来被食者として警戒心が強く、伴侶動物としての歴史が浅いウサギは、ヒトと共同生活する上で、イヌ・ネコ以上にストレスを抱え込みやすい動物なのかもしれません。

自分の皮膚の一部を過剰に舐め続けることによって、皮膚炎になったウサギが時折来院します。
画像のウサギは、当初腹部を舐めまわし爛れさせ来院しました。
cimg4507

一般的な皮膚炎の治療を施し、腹部の病変は治ったのに・・・
cimg4558

続いて左肩から腕にかけて舐め出してしまいました。
cimg4559

ウサギの生活面全体を聴取し、間違った給餌やケージ内環境を改めると同時に、ウサギの精神面を落着かせる治療を加えることによって、ようやく過剰に舐める動作が消失し、皮膚が正常に戻りました。
cimg4615

このような患者さん、最近多いような気がします。

1つ星 (まだ評価がありません)
読み込み中...

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ