ご遺体の写真

愛兎が天寿を全うした報告を、わざわざ当院に来て話してくださる飼主さんには頭が下がります。

院内に足を踏み入れると、生前の様々な思い出が一気に溢れて辛いでしょうに、無理して来てくださったのでは? なんだか申し訳ないなとも思います。

飼主さんのなかには愛兎のご遺体の写真をくださる方もいます。
最近は慣れましたが当初は少なからず驚きました、イヌ・ネコの飼主さんで同じことをされる方は滅多にいなかったので。
更にはネットに画像をあげて報告されている方もいらっしゃるようです。

ここで一つ、常々思っていたことを書こうと。
あくまでも私心です。

私は愚爺・イナバが亡くなっても皆さんに報告はしないつもりです。
遺体を写真に収めることもしないでしょう。
上手く言語化することが難しいですが、なんだか「供養」より「興味」の心理が勝っている気がして抵抗があるからです。
写真に皆からの気持ちを込めるより、自分の記憶に愛兎との思い出は収めたいと思っています。
そこには他者は与り知らない、彼(イナバ)と私だけの繋がりがあるので。

写真をくださる方を否定しているようですみません、あくまでも私心ですから。
頂いた写真は、ずっとその子のカルテに収めてます。

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