101.5mm

昨日の名古屋の大雨は、1時間雨量が101.5mmとなり、観測史上1位を記録しました。

この数字を聞いて、私の記憶に蘇ったのは2000年の東海豪雨です。
東海豪雨の最大1時間雨量は97mmでした。
ところが今回は、それを上回る猛烈な雨が降ったにもかかわらず、現時点では、東海豪雨のときほど広域かつ甚大な浸水被害には至っていません。

その大きな理由の一つは、今回の雨が非常に激しかった一方で、短時間に集中したため、総雨量としては東海豪雨を下回ったことにあります。
そのため、今回は庄内川や天白川などの大河川で大規模な越水が発生する事態には至りませんでした。

そして、もう一つ忘れてはいけないのが、東海豪雨後に進められてきたインフラ整備です。
名古屋市では東海豪雨を教訓に、
・雨水管の増強
・ポンプ場の増強
・雨水調整池の整備
・地下の貯留施設の整備
・河川、下水道の整備
などを進めてきました。
その結果、東海豪雨以前と比べ、整備後のポンプ排水能力は約1.3倍、雨水貯留量は約6.3倍になるとされています。

今回の大雨では、自然の猛威ばかりに目が向きがちですが、被害を抑えることができた背景には、こうした長年にわたる地道なインフラ整備もあったのでしょう。
普段は当たり前のように使っているインフラですが、こういう災害を経験すると、見えないところで積み重ねられてきた防災対策のありがたさを、あらためて感じます。

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