昨日の If you go home with somebody
ちょっと余計なお世話かもしれないけど、昨日あげたブログの評価が思いのほか低くて残念だったので、少し解説させてください。
引用した名言の直訳はこうです。
「誰かと一緒に家に帰って、その人が本を持っていなかったら、その人とS◯Xしてはいけない。」
この言葉の主は、ジョン・ウォーターズ。
彼は過激で下品なコメディ製作に長けた人物ですが、その発言にはどこか含蓄が込められています。
特に、2015年にアメリカの名門美大、ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン(RISD)の卒業式で行ったスピーチは全米で大きな話題となり、のちに書籍化されました。
その本が『Make Trouble』、邦題では『厄介者のススメ ジョン・ウォーターズの贈る言葉』として出版されています。
なので、昨日取り上げた彼の名言についても、「F◯◯K」という単語だけに目を奪われず、その背景にある奥深い意味を汲み取ってほしいのです。
私たち日本人は語彙が豊かな日本語を操れるのですから、この言葉をただの下品なジョークではなく、彼の哲学として解釈するセンスがあるはずです。
まあ、私の場合は「自宅に本棚のひとつも置いていない男(女)とは付き合うな」という教訓として受け取って、いろいろな思いが巡ったんですけどね。