新戦争論1

『新戦争論1』カバー中

ようござんすね? このまま戦争で。

作者を右傾化の張本人とレッテル貼る人間からすれば、帯見ただけで拒絶反応示すだろう。
読まずに批判するのは無責任と、大人の良識が僅かにあって嫌々読み始めたとしても、イデオロギーで頭固まった者には、第1章の漫画ならではの飛躍した話からケチつけたくなるでしょう。
しかしイラク戦争以前から、現在の中東問題を予想的中させている作者の鋭さは注目に値する。
現状を理解するための最も明確な解説書とも言える。
したがって、今だからこそ一気に読みたい衝動に駆られました。
読んだ後は議論必須の書であり、たぶんベストセラーになるでしょう。
そして、嫌いならスルーすればいいのに無視できない、好きなら更に夢中になる作品となるでしょう。

ちなみに私は、好きです。
好戦的思考主義者でなく、自分なりのリテラシー総動員して読んで、作者が言わんとしている事を理解しているつもり。

公と、個と、私を考える機会を与えてくれた有意義な書でした。

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