教皇選挙
2024年、アメリカとイギリスの合作によるミステリー作品。
娘が観たがっていた作品を、Prime Videoで鑑賞。
「選挙」を「戦争」と見立てるほどの、情報戦と心理戦の応酬が凄まじく、予想をはるかに超える緊迫感だった。
そして迎えるクライマックスの衝撃たるや、全くの予想外。
くしくも上映期間中の2025年4月21日、現実の教皇・フランシスコが逝去。
その訃報を受けて、実際のバチカンでも本作の題材そのままに“教皇選挙”が行われることとなった。
さらに驚くべきことに、現実の選挙に参加した一部の枢機卿たちは、儀式の所作や工程を学ぶために、この映画を鑑賞したという。
フィクションでありながら、現実をも動かすほどのリアリティを追求した作品。
唯一違うのは、現実の選挙は戦争のような緊張感ではなく、むしろ和気あいあいと進められたらしい──。
……本当かぁ?(笑)
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