先生よりもせんせい
獣医師に成り立ての頃、他者から「先生!」と呼ばれるのが恥ずかしくてたまらなかった。
私如きが「先生」なんて。
それがこの商売30年もやっていると、通いの飲み屋で他に聞こえるほど大声で先生呼びされても、平気で返答する厚かましいオッサンになってしまった。
ただ、今でも権威主義にドップリ浸かって踏ん反り返るより、斜に構えて皮肉言う毎日の方が、自分には合うと思っている。
だから同じ「先生」でも自分の場合は「せんせい」と呼ばれたい。
飲み屋でも、診察室でも、スタッフからも、そういう気持ちで呼ばれていると勝手に思っている。
だから本ブログでも「」内の私は “せんせい” の筈。
案外細かいところに拘る性格。