ロード・オブ・ザ・リング 3部作
2001から03年にかけて公開された3部作、全10時間を一気見。
本シリーズは、「ファンタジー映画はアカデミー作品賞を受賞出来ない」というジンクスを打ち破った歴史的傑作で、3作で17部門を獲得した。
原作は、イギリスのJ・R・R・トールキンによる長編小説「指輪物語」で、執筆期間の大部分が第二次世界大戦中であったため、「支配の指輪」は原子爆弾から着想を得たとも言われている。
。。。という鑑賞前知識はどうでもいいくらい、ひたすら没頭できたファンタジー作品。
誰に感情移入したかというと、主人公ホビットのフロドではなく、アルノールの王統を継ぐレンジャー・アラゴルンだ。
個人的には、第3作「王の帰還」のフロドは、ただエネルギー枯渇して、弱々しいだけで見てられない。
その点、アラゴルンは良い!
終始一貫してカッコいい!
漢の中の漢。
特にリヴ・タイラー演じるエルフの夕星アルウェンが、自身の永遠の命捧げてまでも、一途にアラゴルンを愛して貫壁!
本シリーズでの彼女の美貌は、リアルな人間軸でも極まっていた。
ホビットやエルフ、人間、ドワーフ、魔法使い、オークにトロルと、多彩な種族を巻き込んだ戦闘ファンタジーだけど、私的には、様々な痛みを経験しながら、純粋な気持ちは忘れていく、大人への道のりを描いた物語に思えて、50過ぎても感動して観てしまった。