ドリー・ファンクJr.死去

享年85歳。
驚いたことに、83歳のときにも来日し、リングに上がって試合をしていた。

やはり一番印象深いのは、1977年12月の全日本プロレス「世界オープンタッグ選手権」

今ならコンプライアンスの観点から放送が難しいと思われるような内容を、当時は深夜とはいえテレビで放送していた。
当時小学生だった私は、中学生の姉に叩き起こされ、テレビ画面に向かって必死に声援を送る鬼気迫る表情の姉の横で、正座して観戦させられた。
試合後は衝撃が大きすぎてトラウマになり、その夜は眠ることができなかった。
この試合をきっかけに、テキサスからやって来たファンク兄弟は、日本で一大ブームを巻き起こした。

弟のテリー・ファンクは2023年に79歳で先立ち、激闘を繰り広げたザ・シークも2003年に76歳で逝去。
アブドーラ・ザ・ブッチャーは85歳で存命中だが、脳卒中のため現在は療養生活を送っている。
昭和という時代の思い出を彩ってくれた人物たちが、少しずつ、しかし確実にこの世を去っていく。

盛者必衰。
あの頃、プロレスに熱狂していた姉は今ではドラキチに、私はボクシングマニアになってしまった。
しかし、幼い頃の私に闘争本能と「闘うこと」の格好良さを教えてくれたのは、間違いなく彼らだった。

R.I.P.

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