ダ・ヴィンチは誰に微笑む

23作目

2021年フランス製作のミステリー・ノンフィクション作品。

レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた?とされる油彩画「サルバトール・ムンディ(世界の救世主)」。
2005年、一般ネットオークションでの落札額13万円から12年後の2017年、クリスティーズのオークションで美術品落札史上最高額510億円に至るまでの過程を追っている。
美術商、学芸員、専門家、研究者、ジャーナリスト、ロシアのオリガルヒやサウジの皇太子、マーケティングの仕掛け人、傭兵。。。絵画の値段が釣り上がるにつれて、出てくる人間の胡散臭さが増してくる。

美術品収集に関しては、身近な故人の教訓がある。
生前、財産空っぽになるまで様々な作品を買い漁り、死後、遺族が鑑定したら贋作・駄作ばかり。
鑑定人からの「これは売れないので、バラして焚き火にでもしてください」発言は衝撃だった。
美術界は金の亡者が跋扈する伏魔殿。
ポッと出の素人が覗き込んだら、一瞬でカモにされるわな。

今に至って自分が虚栄心に薄いのは反面教師の彼のお陰だ。

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