ゴーマニズム宣言 2nd Season 第4巻

プロ書評家の吉田豪氏が批判した、コロナに関する章を最初に読んでみた。

吉田氏が問題としたのは序盤で描かれた箇所。
彼は以下のように解釈した。
高齢者は死んでも仕様が無い→経済的な意味がないなら障害者や高齢者は死んでもいい
命よりお金が大事→意識高い系はお金が前に立ちすぎる→怯えるよりも先ずお金

対して私が読んだ感想。
小林氏はコロナを「この程度の安全なウイルス」と断定、ここに本当は吉田氏は衝撃を受け動揺したと推測、しかしそれも小林氏が何と比べて「安全」と評したかは、マンガを普通に読めば理解できる。
問題の序盤の私的解釈は、死ぬ(可能性が高い)のは基礎疾患のある高齢者、だって著者は従来のインフルエンザと変わらないと思っているから、インフルは欧米で「高齢者の最後の命の灯を消す病気」と認識されているから。
本来の批判先は、歳とって亡くなる原因の病気として認知・対応されている医療現場では?、しかしそれすら私的には全く同意しないが。

申し訳ないが吉田氏は序盤での誤読が激しく、全体の充実した内容は偏見のフィルターを通して見ている故、作者のまともな主張は理解されていないと思う。
推測するに、老人、障害者を排除する言説(実際には言っていないが)よりも、「この程度の安全なウイルス」と言い切る著者に、理解できない恐れを抱いて混乱したのだろう。

本書では親切にも、マンガで誤読してしまったヒトのために、序章に詳細な文章説明が掲載されている。
プロ書評家を名乗る吉田氏だからマンガを誤読するのは仕方ない、今一度恐れを抱かず序章文を読んで書評して頂きたい。

活字プロレス世代のファンとして、吉田氏の書籍を何冊も所蔵する身、真に期待している。

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