キングスマン
現在公開中のダニエル・クレイグの007は、シリアス路線で大好き。
しかし天邪鬼なもので、ショーン・コネリーやロジャー・ムーア時代の紳士で、モテまくり、明るいスパイも捨て難い。
本作はそんな欲求を100%、いや、100%以上満たしてくれる満足作。
オッさん目線で唯一不満があるとすれば、主人公が若すぎるところか。
ガンアクションは最新の「ジョン・ウィック」の手法を取り入れて、殺人シーンが豊富なのだが、見せ場の大量殺戮シーンを、あんなコメディーに変えてしまうとは、そこだけでも必見の価値あり。
エンディングは完全に昔の007シリーズのオマージュ。
脚本も、既存のアクション映画の展開をいい意味で裏切り続けてくれて、最初から最後まで飽きさせない。
続編が楽しみ。