飼主さんのファインプレー
飼主さんから「突然、両目が真っ赤になった」とのことで来院された患者さん。
診察すると、両目の結膜が見事なまでに重度に充血していました。

「何か思い当たることはありませんか?」とお聞きしましたが、飼主さんにも心当たりはありません。
「これは治るまでに結構時間がかかりそうだな」と予想しながら治療を開始すると同時に、飼主さんとも「原因は何だろう?」とさまざまな可能性について話し合いました。
しかし、その日の診察では、結局原因は分からないままでした。
ところが帰宅後、飼主さんが飼育環境を一つひとつ見直してくださり、「もしかしたら、これが原因では?」と思い当たるものを発見。
試しにそれを取り除いてみることにしました。
すると結果は予想以上。
私が見込んでいた倍くらいのスピードで回復していったのです。
私の実感としては、治療の効果が3割、原因の除去が7割。
まさに、飼主さんのファインプレーでした。

病気を治すためには治療ももちろん大切ですが、原因を見つけて取り除くことも同じくらい重要です。
今回の経験をきっかけに、これからもより快適で安心できる飼育環境づくりにつながっていけば嬉しいですね。
このところ、このような内容の記事が続いていますが、それだけ飼主さんの受け止め方や考え方、そして日々の観察や環境への気配りによって、愛兎の健康状態は大きく変わるということなのだと思います。
