転院について

出所は明かせませんが、ある意識調査によれば、ウサギを診る獣医師は飼主について「SNSやネット情報を盲信し、転院率が高い」と認識しているそうです。

私自身も同様の思いを抱いたことがあり、過去にブログで言及したことがあります。
今日も、セカンドオピニオンの診療で似たような感覚を味わいました。

ただ、セカンドオピニオンといっても、ヒトの医療現場のように事前に主治医と相談してから当院に来られたわけではありません。
ウサギの飼主さんの場合、むしろこれが一般的です。
逆に、主治医に義理を通して来られる方のほうが珍しいくらいです。

診察を進める中で、主治医のもとで治療を続けたほうが明らかに患者や飼主にとって得策と思えました。
その上で、どうして当院に来られたのか不思議に感じることがありました。
気軽に病院を変えることは、元々お世話になっていた主治医への信頼や敬意を損ねる行為だという認識を、もう少し持っていただけると良いのではないかと考えてしまいます。
そう思う私のほうが間違っているのでしょうか?

ウサギの飼主さんは、もしかすると獣医師との関係構築に苦手意識を持つ方が多いのかもしれません。
もちろん、相手に直接説教じみたことを申し上げるつもりはありませんが、このブログでは率直な考えを書かせてもらいます。

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