肥満患者の手術
できればしたくありません。
術者(私)の緊張感が半端じゃありません。
ドキドキして脇汗びっしょりかくようなことは、誰でも経験したくないと思います。
「それも仕事のうちでしょ。先生の気持ちはどうでもいいわ」
と言いたい飼主さんも一定数いるでしょう。
では、患者さんの立場としてはどうでしょう?
肥満で手術を受けるリスクは?
<麻酔のリスク>
肥満患者は麻酔管理が難しく、麻酔の影響を受けやすいため、長時間の手術は危険が増します。
<手術中の合併症>
肥満患者は手術中に呼吸器系や循環器系の問題を引き起こす可能性が高いです。
<術後回復の負担>
肥満の患者は一般的に術後の回復が遅れることがあります。
長時間の手術は身体への負担が大きく、回復をさらに遅らせる可能性があります。
<感染リスク>
肥満患者は術後感染症のリスクが高いです。
以上のリスクを回避する方法は、手術時間の短縮、急いで手術を終わらせることです。
しかし、その精度を落とすことはできません。
正確な上にスピードが求められる、とても難易度の高い手術を受けるということです。
従って、ある程度日にちを置いても可能な手術なら、先にダイエットを優先します。
指示通り上手くやっていただければ、このような身体が
3ヶ月ほどで、ここまでスマートになります。
素人目に見ても、どちらがより安全に手術できるか、わかりますよね。
急な手術に備えて、普段から太らないようにすることは言うまでもありません。