考察は大切
ちょうど1か月前にも、突然の食欲不振で来院したこてつちゃん。

治療にすぐ反応して回復してくれたので、「うっ滞」と診断した私の判断は間違っていなかったのですが、飼主さんなりに考察すると、そのときは雷に驚いたことが誘因だったのではないか、ということでした。
そして今回。
前回と同様、一般状態はそれほど悪くなさそうで、診察台の上での反応も良好。
それでも今朝から、パタッと食べなくなったそうです。
「昨夜、何かありましたか?」
そう尋ねると、飼主さんが、はたと気がつきました。
「昨夜、花火大会があって、その音に驚いたのかも……」
前回と同様の治療を行い、明日の朝、その効果を判定します。
食べられるようになっていれば、それでひとまず解決です。
しかし、治療と同じくらい、飼主さんと一緒に「なぜ今回、この症状が出たのか」を考察することも大切だと思っています。
次に天気が崩れるときには雷に警戒できるかもしれない。
来年の花火大会の前には、何らかの対策を講じられるかもしれない。
原因を完全に特定できなくても、こうして一つひとつ可能性を考えておくことが、次の予防につながることがあります。
だからこそ、治ったら終わりではなく、「なぜ起きたのか」を考えることも大切なのです。
