老齢餌の切替より重要なこと

私がウサギ診療をスタートした当初は、まだ市場に良質なウサギ用ペレットが見あたらず、自分が飼っていたウサギには実験動物用ペレットを与えていました。
あれから20年経過し、現在はウサギの健康に配慮した様々な商品を目にするようになりました。

そこで最近よく質問を受けるのが、愛兎が順調に年齢を重ねて老齢期に入り、シニア餌に切り替える方法について。
シニアに限らずウサギは消化機能の順応性に乏しい動物ですから、ペレットの切替は4週間かけて実施してほしい。

私個人の考えですが、シニア餌に替えどきのウサギ年齢は5〜6歳では。
仮に愛兎が9歳以上の高齢であって、成兎用からシニア餌に替える必要があるかと尋ねられたら、やめた方がいいと説明します。

9歳以上の愛兎を飼育している飼主さんは、それまでの給餌と飼育法が上手くいっていると認識し、今後もそのスタイルを変えず、更に愛兎が年月を重ね、咀嚼力や持久力が衰えて餌の摂取量が落ちるのを、いち早く見つけることに注意を払うことです。

そして摂取量が落ちたら少しでも楽に食餌が取れるよう、ペレットを水でふやかしたり、コーヒーミルで牧草を粉砕したりして工夫します。
大切なのは、咀嚼に負担をかけない+吸収性の良い餌の選択です。

餌の摂取量の減少はそのまま愛兎の体重減少に繋がりますから、老齢ウサギの健康管理で最も簡単で重要なのは、日々の体重チェックだと思います。

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