年寄りは、こうでないと

りょうちゃんは12歳半のオスウサギ。

切歯の不正咬合があり、定期的に歯をカットする処置を受けている。
今日は、歯のカット→爪切り→涙目の目元のバリカン処置の優先順位で進め、全てを無事に行えた。

ウサギもヒトと同じく、老化に伴い柔軟性が低下し頑固になる。
そのようなウサギが興奮して暴れ出すと、制御が難しくなり危険なこともあるため、飼主さんの希望に沿った処置でも、優先順位をつけさせていただくことが多い。

りょうちゃんは、老齢にもかかわらず非常に落ち着いた性格のウサギで、いつも必要な処置をすべて行うことができるし、処置後にはゆっくりと彼の表情を観察する余裕もある。

歳を取ったら、何事も気長に受け止め、過剰な期待をせず、憎まれ口を叩かず、周囲に感謝を示せるようにならなければいけない。
りょうちゃんを診るたびにそう思うが、今のところ、自分はまだ何一つできていないのが現状だ。

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