実験する?

牧草とペレット以外のものをあれこれ食べているウサギが、軟便等の消化不良を起こした場合、治療と同時に一旦リセットする意味で、全てのオヤツを止めてもらいます。

牧草(チモシー)と体重の1.5%程度のペレット、水だけの生活を続け、正常な消化管運動と排便が確認できれば、とりあえず完治とします。
その後、消化不良の原因を調べるため、以前与えていたオヤツを1品ずつ試し、各食後の排便状態を観察して反応を確認します。
「これはセーフ」「これはアウト」と判断する作業が必要なのですが。。。
ヒトも同様に消化不良から下痢することはありますが、ウサギのそれは一歩間違うと、命の危険に晒されるほど危ないものです。
それなのに、敢えてこんな危険な実験、大切な愛兎にしますか?

実際、色々なものを食べても平気なウサギもいますが、身体の丈夫さはウサギによって異なり、全てが平等に与えられるわけではありません。
どれだけ徹底した管理と健康配慮をしていても、残念ながら体調を崩しがちなウサギもいるのです。

人生と同様に、兎生も不平等・不条理なのです。

消化管が繊細なウサギを飼う以上、飼主さんには現実を受け止め、徹底した管理が求められます。
中途半端な妥協や諦めがウサギの健康を損なう原因になりかねません。
飼主として、その責任をしっかりと受け止めていただきたいです。

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