完全自由はダメ
最近では当然のように認識されていると思っていましたが、認識不足によって失敗してしまった飼主さんがいたため、改めて言及します。
ウサギをイヌやネコのように、室内で完全に自由にさせて飼うことは、お勧めできません。
ウサギには、目に入ったものを口に含んで確認する習性があります。
その際、誤って飲み込んでしまっても、イヌやネコのように嘔吐することができません。
異物を飲み込んでしまうと、命に関わる危険があります。
また、いたずら食い以外にも、ウサギは室内のさまざまな構造に順応するのが苦手で、爪や前歯を引っ掛けて折ってしまうこともあります。
場合によっては骨折などの重大な事故につながることもあります。
さらに、ウサギはイヌやネコのように鳴いて知らせることがないため、無言で飼主の足元に近づいてきます。
そのため、気づかずに踏んでしまい、取り返しのつかない事故になってしまったケースも実際にあります。
ウサギを安全に飼うためには、イヌやネコのように家の中を自由に歩かせるのではなく、安全に配慮された一部屋を用意するか、サークルなどで囲ったスペースの中で飼うことをお勧めします。