ヒトの目、驚異の進化

書籍の紹介ですが、ウサギにも関わるので。。。

著者はアメリカの理論神経科学者で、本書は8年前に刊行された作品を改題、新規に解説を付けて文庫化したものです。

ヒトは視覚(色覚、両眼視、動体視力、物体認識)において、シャマラン監督の「アンブレイカブル」主人公デヴィッド・ダン級のスーパーヒーロー的能力を持ち、それを無自覚に発揮しているという。

著者は、序章で惜しげもなくその能力を明かしてしまい、各章で理論的に解説してくれるのだが、ワクワク感を取っておきたいなら、序章すっ飛ばして読むことを勧めます。

普段診療でウサギの視界を説明する際、彼らは両眼視領域がヒトより狭いため、立体視、即ち奥行きを捉える能力に乏しいと説明していた。
しかし著者はキッパリ否定する。
だって片目しか機能していないパイロットやレーサー、外科医が存在し、彼らが自動車事故を起こし易いという証拠もない。

では両眼視で得られる超能力とは?

本書では “チンパンジーに追われるリス” の状況で説明されているが、これは “オオカミに追われるウサギ” に置き換えて読める。
結果としてヒトの視覚能力の凄さを知るのだが、本書を読了後、ウサギの視覚説明も変えざるを得なくなってしまった。

私的には衝撃の一冊でした。
大筋は8年前に上梓された理論だから、既に知っている方も多いかと思いますが、自身(ヒト)の視覚能力に感動しつつ、愛兎の視界を理解したい飼主さんは是非!

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