ダイエットは飼主さんの気持ち次第

今日、初診の患者さんが数件来院され、そのうち健診のつもりで来た方が2件、肥満診断となりました。

飼主さんは、驚くほど愛兎の肥満に無自覚でした。
他と比べたり、標準体型という認識がありませんから、無理もありません。
しかし、たったレントゲン一枚撮って、標準的な体型画像と見比べるだけで、飼主さんの認識は改められます。

続けて、今後のダイエット計画を立てるのですが、これはヒトのダイエットより実は容易です。
ウサギは、完全にヒトの管理下で飼育されている生きものですから、自由に出歩きません。
焼肉たらふく食べたあとに、コンビニ寄ってスイーツ買ったり、ジョギングしたあとに、清涼飲料ガブ飲みしたり、周囲の大食いに触発されて過食することもありません。
飼主さんだけが、愛兎のために認識を改めて、以後の飼養状態を、無理の無いよう段階的に改めてくれれば、自ずと結果が得られます。

当院では、最初のレントゲン撮影から、1ヶ月ごとにダイエットの進行具合を評価して、数ヶ月後には標準体型ゲットする患者さんは珍しくありません。
ただし、それは飼主さんの志次第です。

もちろん、これは若年層で実施することで得られる結果であって、残念ながら老齢になってからの飼育・飼養状況の変更は、返って無理が祟って好ましい結果が得られない場合もあります。
今日来院された患者さんは若い個体でしたので、飼主さんにはぜひ頑張っていただきたいと思います。

知識や認識の不足から、ウサギを肥満にしてしまったのは、すべて飼主さんの責任です。
そのため、飼主さん自身が責任を持ち、愛兎の健康的な体作りに取り組んでいただきたいと思います。

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