ウサギに安静は必要?

動物の腸の長さはその食性によって分けられ、草食動物は長く肉食動物は短いです。

例えば草食動物のウマの腸の長さは体長の12倍、ウシなら22〜29倍、ヒツジ27倍、肉食動物のライオンでは3.9倍、オオカミ4倍、ネコ3〜4倍になります。
ちなみにヒトは4.5倍であり、ウサギは草食ですから10倍です。

また、歴史的にアナウサギは栄養価の低い植物を食べて生きてきたので、そこから身体に必要なエネルギーを獲得するため糞食等、非常に高度な消化管機能を獲得しました。

前述の如く、私たちの倍の長さを有する消化管を順調に動かすために、牧草中心の食餌生活や概日リズムの獲得の他、ウサギは身体を動かすことでも自らの消化管運動を刺激することが知られています。

ですから病気治療中のウサギであっても、安静にせず日常通り動いてもらい、正常な消化管運動を阻害しないようにすることが重要だと考えます。
当院では呼吸器・循環器の疾病以外なら、病気であっても愛兎の日常活動を維持してもらっています。
手術後も、退院初日から元気に走らせてもらって結構です、安静にしなくていいですよ。と説明しています。

もちろん、疲れてる愛兎や老兎にも強制的な運動を仕向けることはダメです。
ウサギの自発的な動きは抑制しなくても良いという意味で、安静は必要ないということですよ。

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