もはや過失とはいえない
ヒトならモノに興味惹かれたら手に取って触るが、ウサギは口に含んで確認する生きものだから悪戯食いが多い。
悪戯食いやらかして来院されたら、治療と同時に飼主さんにはしつこいほどその危険性を説いて、2度と同じ過ちを繰り返さない対策を講じてもらう。
そう、愛兎が犯す悪戯食いは飼主さんの過ち、即ち「過失」によって生じるのです。
なのに。。。
なかには来院の度、毎回同じ悪戯食いを繰り返すと相談される飼主がいます。
何が最も問題なのかわかりますか?
悪戯好きな愛兎ではなく、無策で飼い続ける飼主の思考が最も問題なのです。
同じ失敗を繰り返すのは、明らかに飼主の過失を超えた「罪」で、私が最も不快に感じる相談で、まともに対応する気が失せるものです。
※文章中「飼主さん」と「飼主」を意識して使い分けてます。