PK

39作目

2014年製作のボリウッド映画だが、気になっていたのにも関わらず日本での上映が遅れて、やっとディスク化されたので鑑賞した。
おっ、私的には今年最初のインド映画になる。

PKとはヒンディー語で”酔っ払い”の意味で、人間そっくりの宇宙人が地球人の慣習を理解できないところが、酔ってアタマがいっちゃったんか?と見られて、主人公の宇宙人の呼び名になった。
あっ、主人公が宇宙人なのは、作品冒頭で堂々明かしていることなのでネタバレにあらず。
この主人公のちょっと間抜けだが純真無垢な様子は、フォレスト・ガンプを思い出させます。

本作の趣旨は、人類の宗教概念に一石を投じるなかなか深いもので、一神教の文化圏でこんな作品作ってしまうことに驚いた。
加えて、サンジャイ・ダットという出演者が本作撮影後直ぐに収監されたらしいが、罪状がテログループと関わりと違法な武器所持というなんとも物騒なもの。
しかし本人はテロとの関係を否定しているそうで、それを知った上で彼が演じる主人公を助ける兄貴分の結末には、監督の権力に対する強烈な皮肉が伝わります。

コメディなのにメチャクチャ度胸のある作品だわ。
もちろんボリウット作品特有のミュージカル要素も豊富で◎

1つ星 (まだ評価がありません)
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