診察台での保定2

2年前、診察台での保定を紹介しました。
最近ではたくさんの飼主さんに、安心して頼めるようになりました。
当院の飼主さんの愛兎コントロールスキルは高いのだと思います。
私、ちょっと自慢気(笑)

しかし、ウサギは負けん気が強い動物です。
新たな逃げ技を発明して、不意の脱走を狙ってくる強者もいます。
そんな横着な、あっ、ごめんなさい、賢いウサギをコントロールするために、当院で実施している保定法、名付けてストレートバックホールドを紹介します。

診察台上で注意しないといけないのは、ウサギにジャンプさせないことです。
既存の保定法では、油断すると身を縮めてジャンプ姿勢に入るウサギがいます。
その姿勢をとらせないように、身体を伸ばすことを目的とした保定です。
頚部と腰部をホールドして、左右に開くように保定します。

もちろん力尽くでやってしまうと、ウサギは恐怖感を持ってパニックになりますから逆効果です。
適度な圧力と自信(怖々やるとウサギに見抜かれます)、愛情を持って保定します。
この保定方法だと、ウサギがジャンプするための前姿勢がとれないので、仕方なく大人しくしてくれます。

以上、教科書には存在しない、プロレスの神様カール・ゴッチを勝手に師と仰ぐ私が発明した、当院オリジナル技です。
普段の飼育で活用してみてください。

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