小型のウサギが気をつけること

きなこちゃんは1歳になるバニファドワーフ。

今年、初めての夏を経験し、9月に下痢で来院した。
そのときにいろいろ原因を探って、ひとつの仮説を立てた。

きなこちゃんは、体重僅か800gしかない小型のウサギ。
800gの成体に給餌する理想ペレット量は、1日たった12g。
ペレットは開封後およそ2ヶ月で酸化劣化するのだが、きなこちゃんの消費量は2ヶ月で744g。
飼主さんが与えていたペレットは1kg売りだったので、それを全部消費しようとすると、給餌後半は品質が悪化したペレットを与えることになる。
また、夏場の高温多湿な環境から、開封後月日が経過して、ペレットにカビが繁殖する危険度も高まる。

これらを飼主さんに説明したところ、思い当たる節があったようで、帰宅後即座にペレットを新しいものに替え、以後きなこちゃんは下痢することがなくなった。

ペットウサギは年々小型化が進んでいますから、気をつける事だと思います。

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