ウサギにパイナップル、パパイヤ

ウサギにパイナップルやパパイヤが含まれるサプリメントを与える理由は、毛球症の予防が目的だからです。
これらの果物に含まれるブロメライン、パパインという蛋白分解酵素が、胃内で絡まった毛を解すと考えられています。
しかし果物は酵素以外にも糖質を含みますので、毛球ができるほど胃腸の動きが停滞しているところに、これらを与えることは返って良くないことではないでしょうか?

実は・・・

前述の乳酸菌と同様、ブロメライン、パパインの強酸環境(ウサギ胃内)での作用は疑問視されており、10年も前から否定的な見解を述べている研究者もいます。

毛球症の予防は

・換毛期のブラッシング→毛を飲み込まない
・牧草中心の餌→消化管が順調に動く
・肥満にさせない→内臓脂肪で消化管が圧迫されない
・適度な運動→消化管も刺激されて動きが増す
・消化管運動を助ける薬を内服

で殆どが対応できると思います。

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