ウサギを静止させる
先ず始めにウサギの視野について説明します。
ウサギの眼は魚のように顔面の横に位置しています。これは草食動物、被食者に特徴的で、振返る事をしなくても後方が見えるという才能を持っています。
遺伝的に後方から肉食動物に襲われる恐怖心を獲得していますので、ウサギをコントロールしようとするために、飼主さんが後方からウサギを追う事は、彼らの恐怖心を煽る事になるので好ましくありません。
近づく際は、ウサギの前方か横方向から動きましょう。
近づくことができたらウサギの視線の先を読みとり、ウサギがどこに向かおうとしているのか判断し、その先を制して目隠しをします。
この際に重要なのは決して力を強く加えない事です。強引に押え込むとウサギは捕獲されたと思い恐怖心を煽られ、過剰に暴れようとするかもしれません。
優しく視界を塞ぎ、ウサギが暴れても慌てないでください。
ウサギは肺活量が少なく持久力が無い動物ですから、一時的に暴れても、目隠しを外さず、ウサギが暴れる先を制しておけば、直ぐに息が切れて大人しくなる筈です。
・ウサギの前方or横から近づく
・ウサギの動きを読んで、その先を制する
・優しく視界を塞ぐ
・暴れても慌てず、目隠しを維持する
で完了です。
失敗すればウサギの勝ちです。
次はもっと激しく抵抗しますから、必ず飼主さんが勝ってください。