KAMINOGE 82

定期購読雑誌最新号の目玉は、なんといってもプロレス界の帝王・高山善廣。

2017年5月4日、試合中のアクシデントで頚髄完全損傷の重傷を負い、首から下の感覚が麻痺、医師から「回復の見込み無し」を告げられ、現在まで長期に渡り入院生活を送る。

「最初は死んじゃったほうがよかったと思っけど、その考えはすぐに改めた。だって俺たちプロレスラーは馬鹿だから」

この言葉は心に刺さった。

精神的な過酷さは、UWF新弟子時代に引けを取らないと推測する入院中の孤独なリハビリ、それを続けて現在彼の肩はわずかながら動き、胸部までの感覚が戻って、先日は久々にTV画面から、自らファンに向かって現状報告してくれた。
本書には、そのTV放送時以上に高山選手の詳しい心境が語られている。

プロレスラーの強さ・幻想を作り出す規格外の肉体と、驚異のメンタル(往生際の悪さ)で、いつか再びトップロープをまたいでほしい。

プロレスラーの肉体は、神経でなく、魂で動くのだから!

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