30年後の同窓会

56作目

2017年アメリカ製作のヒューマンドラマ。
6才のボクが、大人になるまで。」が衝撃だったリチャード・リンクレイター監督の最新作。
予告編にデカデカと映し出された “50才のスタンド・バイ・ミー” に無条件に引き込まれた、だって自分がジャスト50才だし。

ただ内容が、主人公オッさん達の海兵隊員時代から引きずった心の溝を埋めていく内容なので、そのような経験のない日本の50代には共感が薄い。

しかし、そんなストーリーの大筋よりも、ひたすら3人の「駄弁り」が良いのだ。
仲が良いのか悪いのか、互いに罵倒し合いながら実は心が通じ合っていて、ギリギリ相手をキレさせる直前で寸止め、最後は笑いを誘う内輪ジョークで閉める。
これは、若い時期(我々なら学生時代か)に濃厚な付き合いがなければ成立しない、自分ならアイツとアイツとアイツだな、と勝手に妄想してしまう正にオッさんのスタンド・バイ・ミーな作品でした。

三者三様、もちろん私が憧れたのは、ブライアン・クランストン演じたグダグダだけど人情熱い50才。

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