華氏119
22作目
2018年アメリカ製作のドキュメンタリー作品。
笑えない、全然笑えない。
従来のマイケル・ムーア作品なら、本人自ら権力にツッコミを入れに行く様が、過激でユーモラスに見えて思わず笑いが出たのに、今回は現代社会で起きる不条理のどう仕様もなさと、今後起きそうな嫌な予測が、監督が示す警告以上に実現化しそうで、怖くて笑えない。
それもアメリカだけでなく、世界的にその流れに傾いているように思えるのは私だけか。
とんでもなくバッドラックな作品鑑賞して茫然自失、気分を復活させるのにしばらく時間がかかった。
でも、これはどんなに気持ちが落ち込もうとも、今観ておくべき作品だ。