皮肉な悟り よしりん辻説法2


明らかに女性と若者をターゲットにした作品で、本作からは秘書みなぼんの登場はなく、担当りか坊とのコンビで進むところも、女性・若者視線を取り入れるためだろう。
毎回最後に総論的な言葉が示されているのは、初心読者に優しい配慮だ。
と、一見ソフト路線に進路を変えたと錯覚させ、実はしっかり毒が盛られている。

著者が説く「人間が人間であるための最低の矜持」には全く同感で、自分もお荷物になるくらいなら同じ方法を取ろうと、予てから思っておりました。

あと、権力の報復を恐れず「井の中の」の続編が描かれているのはおったまげた。

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