無花果の顔
55作目
2006年製作の女優・桃井かおり初脚本・監督作品。
作品のテーマは「花は無くても、実の有る人生」、ジャンルはファンタジーという期待感膨らむ作品を観てみてた。
固定観念は全く無視、桃井かおり独特の感性がそのまま作品化した感じ。
これだけ自分色が強い作品を監督一発目で製作する度胸、更に作品がどう評価されようが一切の責任を負うつもりがなったという承認願望の無さ、それで結果的に彼女しか作り得ない唯一の作品ができているから凄い。
Wikiでは、スポーツ報知の映画担当記者が選ぶ(って狭い世界だな)最低映画に選出されたことが記載されているので、コケた作品の印象があるが、海外の映画祭では真逆の扱いだったそうだ。
個人的には、不思議感があるものの進行がダラけないので、観ていて楽しめた。
主演に抜擢された山田花子が綺麗です、本当に。
更にサントラが秀作で、ここでも桃井さん歌ってます。