村田選手の言葉に注目
来週は、20日注目の田中恒成WBO世界Lフライ級防衛戦と、3試合の世界挑戦試合、翌21日は八重樫東IBF世界フライ級防衛戦が開催されるボクシング週末です。
同郷意識とちょっとした身内心から私的一番注目は田中選手ですが、世間的に最も注目されるのは元オリンピック金メダリスト村田諒太選手の世界ミドル級挑戦でしょう。
現在の日本人チャンピオンが主戦場とする軽量級はミニマム級の47.62kg↓〜フライ級の50.8kg↓であり、村田選手が挑むミドル級はそれらより10階級上の72.57kg↓になる。
体重が増えればパンチも重く強力になるので、身体が受ける損傷も大きく、世界の体格基準で考えれば日本人には過酷で非現実的な階級とされ、同階級の日本人世界王者は1995年WBAミドル級王者となった竹原慎二ただひとり。
その竹原氏が試合1週間前の村田選手にエールを送った。
それが、なんと「敗けは死じゃ!」のひと言。
気合い注入を狙って送った言葉だと察するが、プロ転向当初の村田選手の動きの硬さを指摘していた竹原氏、そのエールは逆効果なんじゃ?と素人ながらに思って心配になってしまった。
しかし他方で期待できる記事も見つけた。
自分の置かれた立場と、かけられた期待を十分認識し、その上でするべきことを的確に言語化できる村田選手に、大きな期待と魅力を感じました。
試合はもちろん、その後に何を語ってくれるのか楽しみです。