明治日本を作った男達
本書は漫画家小林よしのりによる、大東亜論の3作目。
書店で発売日に購入(凄い数が平積みされていました)、2日で読破しました。
本作のテーマは「自由民権運動」、それは学生時代に授業で習ったような平和的なものではなく、血気旺盛で命がけの運動だったとわかる。
そして登場する英傑たちのほとんどが20代で、彼らが当時の国家権力を、武力でなく言論で打ち負かそうとしていたことに驚き、感動のうちに読了し昨夜床に就いた。
明けて今朝、TVの情報番組を賑わしている問題観てげんなり・・・これ、私以外にもいると思う。
アジアの巨人と呼ばれた頭山満の自伝でありながら、現在の政治問題と十分リンクした内容になっているので、小林氏の今までの作品群と同様、議論を呼び起こす影響力大な一冊になるでしょう。
・・・と、知ったようなこと書きましたが、最も印象に残った登場人物が「岡りな」であることから、本書をギャグ漫画として楽しんでしまったかもしれないダメな私。