新編 泣けるプロレス

読み始めたスティーヴン・キングの新作を途中休止して、N師匠から頂いた本書を一気読みした。

毎回ハズレなしの瑞佐富郎のプロレスコラム集。
前作が過去のコラムの再編集・加筆・改訂ものだっただけに、本書は全28編中、新編が16もあり満足。
もう至るところに胸が熱くなる言葉を見つけられる一冊だ。

「総合格闘技は強者を讃えるスポーツ。プロレスは弱者を勇気づけるジャンル」

「そんなわけねぇだろう! 言え、このバカ野郎!」

「嫌なことがあっても、酒飲んで忘れちゃうから。きっとバカなんだよ、俺は(笑)」

「君は本当に純粋で、素晴らしい人間なんだな」

「良い闘いを見せることができなくなれば、去るのはプロとして当然です」

「彼らを笑うことは、例え彼ら自身が許しても、この俺が断じて許さない・・・!」

「日本でステーキを奢ってくれたのはユーだけだから、行くよ」

「あの90度のお辞儀を、いつも思い出すんですよね・・・」

「人々の欲望に対して訴えるのではなく、人々に真実を伝えるのが正しいレスリングだ」

「もしダメだったら、ウチでバイトすればいい」

本書読まねば全く?の言葉ばかりだが、これらが私的泣けたポイントで、予想外のレスラーからの言葉もあるから、そのレスラーの評価が変わってしまう、もちろん良い方に。

感動の言葉を地道に拾い集め、本にしてくれた著者に感謝。
リングだけ見ているファンは愚かだよ。

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